支援力UP講座~第4回災害支援~の報告

先日行った、NPO/中堅支援組織の方へ向けたセミナーの様子をご報告します。
今回は第4回目「災害支援・普段のつながりがいざという力に」です。


「地域での災害をテーマに、仲間をどれだけ増やすか?」を軸に、災害前と災害時にNPOや中間支援が果たすべき役割を体験的に学びます。 

全部で14名(オンライン3名含む)の方にご参加いただきました。


講師は、防災ライフプランナーでありNPO法人防災したっけ代表の水口綾香さん。
大学で自然現象を学んだ後、地域課題の解決や災害に強いまちづくりのため、対話・WSを各地で実践されています。


参加者は、道央・道東・道南チームに分かれて話し合い、実際に手を動かす作業を通してのワークショップを行いました。オンラインチームは、オンラインのノート共有ツールを利用しました。
災害についての講義のあと、DIGに入ります。

DIGとは?
地図や見取り図に直接書き込みをして、自分の地域に潜む災害の危険性を見える化し、備えをみんなで考える。


担当地域のハザードマップを確認し、考えられる災害やその被害の想定地域、必要な支援を各チームで話し合いました。

チームごとに中間発表をした後、ハザードマップの被害想定地域を地図に書き込み、支援してくれそうな団体がいる箇所にシールを貼っていきます。

最後に地図をつなぎ合わせ、発表とともに情報を共有しました。

全部で5時間の講座でしたが、考えるべきことがとても多く、あっという間に感じました。

参加者の皆さんは、実際に地図に書き込むことで新たな気付きも多かったようでした。
また、北海道という海に囲まれた広い土地だからこそ、地域のつながりの重要さを深く感じ、目指すべきかたちが少しずつ見えてきているような印象を受けました。

「災害時は、立場の弱い人ほど被害を受けやすい」という水口さんの言葉がありました。
日常から社会課題や教育などを考え続け、もしもの時に助け合えるつながりを作ることが必要不可欠ですね。

とても学びになる講座と、有意義な話し合いでした。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

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